技術を受け継ぎ、
進化させる。
黒木工業所では、1950年当時の「鋳鉄の溶接修理は不可能」という常識を覆し、鋳鉄鋳物の溶接法を独自開発して以来、特殊鋼製や各種産業機械部品などの溶接補修で多くの実績を積み重ねてきました。幅広い経験とノウハウで数多くのお客様の依頼を解決し続けながら、独自の技術を進化させています。
独自の補修溶接技術を土台に
お客様の依頼に迅速対応。
独自の補修溶接技術を土台に
お客様の依頼に迅速対応。
黒木工業所では、製鉄工場で使用される圧延機スタンドや圧延ロールなどをはじめ、キルンタイヤなどのセメントおよび窯業機械部品等、人の背丈の倍以上もある大型の機械部品の溶接補修を行っています。それらの機械部品は、約1,000℃の高温下や高荷重の過酷な環境で使用に耐える為、特殊な熱処理や加工が施されており、補修の際には専門的な知識と技術が必要です。そこで私たちが行っている肉盛溶接補修と呼ばれる補修技術は、まず検査を行って摩耗部や亀裂部など補修が必要な箇所の状態を確認、専用の機械で亀裂を除去してから肉盛溶接を行い厚く盛り上げるように肉厚にし、その後表面を加工して形状を復元する補修技術です。この技術をはじめとした確かな溶接補修技術を土台に、グループとして全国7カ所に事業所を展開している私たちは、お客様の突発的な故障時にも、現場へ緊急出動し、迅速修理ができる体制を整えています。
溶接・接合技術の可能性は、
宇宙へ、そして未来へ。
溶接・接合技術の可能性は、
宇宙へ、そして未来へ。
黒木工業所が1977年に開発した、摩耗の激しい産業用ロールの表面に耐摩耗性のある硬い金属を溶接する「波状肉盛溶接法」は、溶接を単なる修理法から付加価値を付与する加工法に発展させる画期的技術で、性質が違う金属を複合する技術の基礎となりました。このように溶接の可能性を拡げてきた私たちは、新たに黒木コンポジット(株)を設立し需要が高まり続ける航空宇宙産業や半導体産業等の先端科学分野においても溶接で貢献し続けています。黒木工業所は、来るべき将来のニーズに対応すべくグループ一丸となって、これからも溶接の技術力を磨き続け社会に貢献し続けます。